平安香山作・「桃花紅釉楕円水盤」
平安香山は、薄作りにもかかわらず歪み少なく切れ味鋭い作陶から「カミソリ香山」の異名で呼ばれていました。
香山の作品の中でも、ひじょうに貴重で珍しい釉薬が「桃花紅釉」です!
”桃花紅”とは、ピンクまたは斑点のある鈍い赤色をしており、その色が桃の花の色香を思わせるところから呼ばれています。別名を「ピーチブルーム」とも呼ばれます。
”桃花紅釉”は焼成する時の、温度調整が難しく綺麗な発色の物は少ない、また低温で焼成する為にカケやキズ物も多く、この水盤の様に完品で発色の綺麗な物は希少です。
”桃花紅釉”の鉢などもあるのですが、この水盤の様に桃花紅釉の特徴である斑点が出ている物は非常に少ないです。
初期の頃に作られた貴重で珍しい”桃花紅釉”の中でも名品の一つです!
園主日記(ブログ)にも掲載!
※卓は含みません。
商品詳細
サイズ | 間口26.8cm×奥行き18.8cm×高さ2cm |
---|
他の写真
-
「桃花紅釉」の特徴である斑点が出ている物は、非常に少なく、この水盤の様に発色の綺麗な物は希少です。
発色のグラデーションが恰も”桃の実”の様で素晴らしいです。
”カミソリ香山”の異名を持つだけあって、落款も綺麗です。
”桃花紅釉”は釉薬が綺麗な反面、水石との飾り合わせが難しく、使いにくいのですが、この水盤は側面の釉薬だけ、淡くなっていて非常に合わせ易く使いやすいです。