【二代目園主略歴】 米谷 洋平(まいたに ようへい)

 

昭和50年生まれ。高校卒業後、盆栽の技術は父(故 米谷寿洋)から学ぶということから、

盆栽業者に弟子入りせず、大正時代から昭和初期に盆栽と係わりの深かった煎茶を学ぶことで、

世界が広がるということから、煎茶道の一茶庵家元・佃 一輝宗匠に師事。

5年間にわたり内弟子修行を終え、号「一无(いちむ)」を頂く。

 平成十年(1998年)から父に就いて盆栽を学び、

米谷大蓉園 初代 故 米谷寿洋の後を継ぎ、二代目園主となる。

 

日本盆栽協同組合 関西支部員

 著書に近代出版発行 「プロも学べるスーパーテクニック 雑木盆栽専科」

 

 

 

【初代園主略歴】 米谷 寿洋(まいたに としひろ)

 

昭和22年(1947)~平成13年(2001)  

 昭和41年(1966年)、18歳で大宮の芙蓉園に入門。

雑木大家として知られる芙蓉園先代・竹山房造氏に師事。雑木・松柏あらゆる樹種を習得。

昭和46年(1971)大阪府寝屋川市で独立開業後も盆栽の研究に力を注ぎ、

関東風の樹づくりと名古屋風の樹づくり双方の長所を取りいれた独自の技法を開拓、

若くして雑木盆栽の第一人者と認められるに至る。

平成元年(1988)現在地の大阪府岸和田市へ移転。

園名は大蓉園(たいようえん)。

三十代から月刊「近代盆栽」誌に雑木の手入れ法等を紹介。

「実物盆栽専科 1979~1980」

「雑木盆栽専科 1980~1981」

「楓 1987~1988」

「雑木盆栽をつくる 1993」

「新 雑木盆栽専科 1999~2003」 などの連載があり、

注意深い観察に基づく緻密かつ正統な技術で人気を博す。

「盆栽は時代の味こそが最も尊い」が信条で、

それを実現すべく「鉢で長い歳月維持できる根づくり、枝づくり」を常とした。

平成13年10月24日 心筋梗塞により急逝、享年55歳。