五峰作　「紫檀平卓」

シンプルでスッキリとした小品卓なので飾る物を引き立てます。




細部に至るまで綺麗な曲線が全体的に優しい印象を感じさせます。




貴重な厚い紫檀を削りだして制作しており、
その特徴として天板の中央部が両側と比べて徐々に厚くなる様に作られています。
重厚かつ気品がありながら風格が感じられる由縁です。




綺麗な曲線美の足をしております。
高さが１．８ｃｍで美しい曲線の足を作るには、
物を置いた時の強度から考えても一枚板から削りだす方法でないと出来ないと思います。




当然、接ぎ込み跡がなく、経年劣化からくる隙間や狂いが出る心配がありません。
細部に至るまで綺麗な仕上げが施されています。




天板の木目も綺麗です。




裏側から見ると一際、曲線が美しいです。
両側から中央に向かって徐々に盛り上げて厚みを持たせ、
尚且つ写真ではわかりにくいのですが若干円錐状に盛り上げている作行が職人の心意気を感じます。




裏側の木目も綺麗で、さり気なく円錐状に盛り上げた造形が見事です。




極めて細い線で落款が入っており、
ここまで拘った作品でありながら主張しすぎない落款を入れる心意気が粋です。




高さが１．８cmなので通常使用では足の曲線や天板の厚みの付け方など、
気が付きにくいにも係わらず貴重な紫檀を贅沢に使い技術と手間暇を掛ける心意気が洒落ています。
そんな作行だからこそ重厚でありながら品格と風格を感じさる要因です。




貴重な紫檀を贅沢に使用し、技術と手間暇を掛けた作行は素晴らしく、
気付きにくいにも係わらず拘った作りが洒落ています。
そんな拘りが故、重厚で品が良く風格が感じられ由縁であり、随所に職人の心意気を感じさせられる粋な小品卓です。