緑寿庵陶翠「絵紫泥反縁隅入花鳥図二重下紐段足六角」

緑寿庵陶翠「絵紫泥反縁隅入花鳥図二重下紐段足六角」

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緑寿庵陶翠

明治37年〜昭和52年 

本名・水野 正雄

植松陶翠(瀬戸物卸問屋)が瀬戸の陶工であった水野正雄と水野春松(兄)らと手を携えてオリジナル樹鉢・水盤等の作成に乗り出す。植松陶翠は意匠性に優れており、実際の製作・焼成は水野正雄・春松がおこなっていた。これが後の世に傑作として残る、陶翠鉢・陶翠水盤である。植松陶翠は昭和34年、60歳にして没した。その後、陶翠落款の押印は水野正雄に与えられ、陶翠鉢の製作が続けられることになる。

水野正雄は昭和40年、60歳を機に陶号を「緑寿庵陶翠」と改めた。非常に研究熱心で、仕事になると「鬼」になり、真剣勝負であった。

この鉢は今から41年前に開催された「日本万国博覧会(1970年3月14日〜9月13日)の記念に製作されたと言われています。

紫泥に色釉で描かれた図柄のバランスも良く、色の対比が美しいです。

それぞれの面に異なった絵が描かれ、造形的にも力強く、深さもあるので懸崖や半懸崖の盆栽を入れるのも良いですし、蔓性などの垂れる草物や福寿草等の花物から実物まで色々と飾り合わせられる洒落た鉢です。

 

*卓は含まれません。

商品詳細

サイズ 間口11.3cm×奥行9.5cm×高さ7.7cm

他の写真


  • ご存知の通り「鶴は千年」と言われる事から長寿を表します。
    ”つがい”の鶴を描く事で「夫婦睦まじい老境」を表現します。




    菊は、邪気を払い長寿を願って飾る事から”長寿”を意味します。
    葉も青釉で飄々と描かれ白釉の花を引き立て、素晴らしいです。
    スミレは何気なく道端に咲き、小さく可愛らしいですが山間部から都会まで、
    都会ではコンクリートのひび割れ等からも芽を出すほど見掛けとは掛け離れた
    ”力強さと生命力”を持っている事から「力強さや生命力」を意味します。




    紫泥に白釉で一筆書きの様に、雪の部分だけを大らかに描いて、富士山特有の裾野まで棚引く姿は描かれていませんが、目に浮かぶ様に思えるのは描くバランスと技術の賜物です。
    富士山は「不二山」と表記される事もあり、
    「不二」は「日本最高峰の並ぶ物はない」と意とされます。




    重厚感のある作りで、造形線が綺麗で力強く良く出来ています。




    上から見ると縁の所まで二段に作り込まれていて、手間を掛けた丁寧な仕事をしています。




    裏の処理も丁寧で、造形の要と言っても過言ではない足が、
    力強く張り出して良く出来ています。




    「陶翠」の落款があります。製造番号だと思われる”七百四”と刻がされています。




    美術盆器「名品大成」II日本・に掲載されている鉢と大きさは一回り小さいですが同型です。




    図柄も同じですが一つ一つ手書きで書いていますので微妙に絵が違います。
    そう言う意味では、一品物と言ってもいいのかもしれませんね。




    縁起も良くお目出度い図柄で良く出来た鉢です!
    何を入れて取り合わせするか楽しみな鉢です。
    図柄の意味から言うと「万博」の記念に作られた事も踏まえて
    「”何気ない”様な小さな力が”根強く”頑張り、敗戦から立ち直って高度経済成長真っただ中、この景気や雰囲気がこれからも長続きし、敗戦後”力強く”頑張った世代は仲の良い”老夫婦”になって、世界で”唯一二つとない立派な日本国”にる様にこのまま長く続いて欲しい」と
    言う様な意味ではないかと思います。

緑寿庵陶翠「絵紫泥反縁隅入花鳥図二重下紐段足六角」

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